●クリップのバッタ
 文房具屋に売ってるプラスチックのクリップを使って、バッタのおもちゃを作るという遊びです。クリップの一カ所を折り取って足を絡めるだけなので、誰でも簡単に作ることができました。まあ足を絡めるときにかなりムリして捻るので折ってしまう事も結構ありますが、クリップは袋に一杯入ってるので一度買ってくると相当数の色とりどりのバッタが作れました。

 遊び方ですが、これを何人かで持ち寄り、誰のバッタが一番遠くまで飛べるか、または高く飛べるかを競い合ったりするわけです。簡単かつユニーク。一体誰が考え出したのか、今考えてもこれはなかなか良くできた創作おもちゃです。当時の私たちの筆箱の中には、必ずこのバッタが何匹か入ってました。

 この項目を書くためにプラスチッククリップを探しに行ったのですが、大きめの文房具屋をいくつかまわったにもかかわらず、結局手に入りませんでした。このクリップが町の文房具屋に流通してないということは・・・・・・バッタも既に忘れられた存在なんでしょうか。ムービット同様、素材っぽいおもちゃが受け入れられる隙というものは、今はあまりないのかもしれません。
追記:とか言ってたら最近になってやっと手に入りましたので載せておきます(でも当時のものとは微妙に違ってますね)。

というわけでクリップとバッタ。
手前中央は2つのクリップを組み合わせて作るバッタ。
両端は一つのクリップで作るバッタです。

一応作り方も。

【おわり】