●懐プラ(2)「サーキットの狼」
 相変わらずプラモデルは作り続けてましたが、小学校高学年に近づくにつれキャラ物の割合はだんだん減っていき、その頃の「サーキットの狼」ブームもあって、カーモデルが大半を占めるようになりました。この頃NITTOから出てた300円のシリーズを(こづかい前借りして)毎月一つ買って、塗装もせずにデカール貼ったのを並べて悦に入ってました。

 このNITTOから出てた300円のシリーズというのは要するに「サーキットの狼」シリーズです(ってよく考えたらこれもある意味キャラ物か・・・)。コックピットはいわゆるバスタブ式だし造作もたいしたものではなかったですが、とにかく安いし種類は豊富だしモーターで走るしでコストパフォーマンスが高く、当時は好んで購入してたものです。でもこれには一点どうしても理解できない部分がありました。

 走らせるとスイッチが勝手に切れるんです(爆)。

 このシリーズのスイッチはスライド式になってて(ご存知の方も多いでしょう。懐かしい「コンロで熱したマイナスドライバーで留め具を溶かして金具を固定する」式のやつです)、スイッチを車の進行方向にスライドすると、スイッチが入ってモーターが回ります。これをじゅうたんの上なんかで走らせるとどうなるかというと、スイッチがじゅうたんに引っかかって進行方向の反対側にズレて勝手に切れます(爆)。今考えても実に理不尽で、なんで「後ろにスライドしたらON」にしなかったのか謎ですが、これって構造欠陥だよなとか勝手に思ってます(笑)。

 そのうち、スーパーカーブームの終わりと共に私のカーモデル熱も下火になって、今度はタミヤのミリタリー物やハセガワの飛行機物を多く作るようになりました。そういえば色を塗ったりパテを使いはじめたのはこの頃からだったと思います。超テキトーな迷彩塗装なんかを施してたワリに、自分ではかなりレベル上がった気でいましたっけ(笑)。
【おわり】