●子供机


 春からこどもが幼稚園に行くことになって、時間が経つのはホントに速いなあとか思うことひとしおな今日この頃ということで、子供用の小さな机を作ってみました(まだ机なんていらないんですけど楽しそうなので・・・)。ポイントとしては以下のような点。

  ・できるだけ簡単
  ・でもあんまり殺風景じゃない
  ・それなりに丈夫
  ・なるべく材料のムダがでないように
  ・鉛筆やクレヨンが机の横や向こう側に転がり落ちない

 小学校に上がっても使い続けるつもりであれば、高さ調節が必要かな等々ややこしい話になってきますが、後々本当に机が必要になったら(買うか作るかは別にして)新調するつもりなので、そういった機能も省いてあります。ホームセンターで小さな机を買った方が安いような気もしますが、楽しければいいじゃないですか(笑)。

【製作】
 サブロク(1820*910mm)のランバーコア1枚で机と椅子ができる様に設計しました。

 机は見ての通り、背板と天板を2枚の側板で挟み込んだだけのシンプルな物です。接合にはダボとタッピング、木工ボンドを併用し、側板内側には天板支え用の角材を渡してあります。天板はトップより1段低くセットされているので、コップや鉛筆や消しゴムが滑り落ちる心配もありません(手前側はどうしようもないですが・・・)。

 ランバーコアそのままだとゴツくてかわいくないので、ジグソーを使って背面にサカナ型の穴をあけたり、各所を丸く切り取ったりしてあります。カラーもワシンのポアステインのサンオレンジとイエローを混合した物と、グリーンとイエローを混合した物を使用して、意識的におもちゃっぽくしてみました。仕上げに、ワシンの床用1液性ウレタンニス半つやを2度塗りしてあります。乾燥も結構速いのでなかなか使いやすいですが、においがキョーレツです・・・(笑)。

 椅子の方は、ベンチチェストの様に座面が開いて小物入れになるようにしました。座面を閉じるときに手を挟まないように、本体に切り欠きを入れてあります。座面にはクッション材を接着し、布を巻いてホチキスで止めました。ちなみに当初キャスターを付けてたんですが、クッション材がしっかりしてて思いの外沈まず、座面が高くなってしまったのではずしました。クッションがヘタったらまた付けようかと思ってます(ってクッション替えてやれってば)。布自体がオレンジ色で結構ハデなので、椅子自体には着色していません。仕上げは机同様、ワシンのウレタンニスで行いました。




 というわけで完成です。で肝心のこどもの反応はというと・・・初日は喜んでましたけど今はよくわかりません(笑)。まあ作ってる間楽しかったからいいか。


【おわり】