デザインは以前見かけたカラスのペーパーナイフを基にしてますが、記憶に頼って作ってるので別物になってる可能性大です（笑）。

本体は20mm角のブナ材です。鋸で大まかなラインを出してからカンナ、ヤスリで形を出していきます。胴から首に至るラインが微妙でなかなか難しいトコです。尾は刃になりますから、なるべく薄く削り込んでいきます。大体形を出してから、3.2mmのドリルでスタンド取り付け用の穴を開けました。ナナメになってる部分に 穴を開けるので、材をしっかり固定して作業しないとズレますから慎重に。後はひたすらサンドペーパーで磨きます。この時にエッジを殺さないように。特に刃の部分は滑らかに仕上げておく必要があります。

スタンドの材料は60mmのブナ半球と3mmのステンレス丸棒です。まず半球の頂点から3mmのドリルで穴を貫通させ、今度はその穴をガイドにして、底から10mmのドリルで 10mm程の深さの穴を開けます。この穴に、8mmの鉛玉をちょっとたたいて円盤状にしたものを2個入れ、ウェイトとしました。結構ぎゅうぎゅうなので接着しなくても固定できます。次に、適当な長さに切ったステンレス棒を最初に開けた穴に差し込んで接着。最後に、丸く切り抜いた2mm厚のコルクシートをスタンド裏に接着してウェイト穴を隠します。

本体の仕上げは最近お気に入りの胡桃油＋木蝋、スタンドはつやつやにしたかったのでワシンの木彫オイル＋木蝋となっています。